バイオリズムは、産まれた日からある一定のリズムの波が繰り返されている生体周期のことをいいます。
これは、20世紀のはじめ頃に、ウィーン大学の心理学教授のH・スウォボタ博士、ドイツ科学アカデミー会長のW・フリース医師によって、発見されました。
治療中の患者の病状が、ある一定のパターンで変化があることに気が付いたからです。
これが、身体リズムと感情リズムにあたります。
その後、1920年に、オーストリアの工学博士のA・テルチャーによって、学生の成績の変化のパターンから、知性リズムを発見されました。
この3人の研究以降、人間の生体周期は、身体リズム・感情リズム・知性リズムの3つのリズムの波によりできていると考えられています。
これらの身体リズム・感情リズム・知性リズムは、生まれた瞬間からはじまり、同じリズムの波がくりかえされます。
身体 (Physical) は23日周期 、感情 (Emotional) は28日周期 、知性 (Intellectual)は33日周期 とされています。
この身体リズム・感情リズム・知性リズムの3つのリズムの波を分かりやすいように、グラフにしたものをバイオリズムグラフといいます。
バイオリズムグラフの見方は、グラフのプラスにあたる所は、エネルギーが活動しており、放出されている時期になります。
その反対で、グラフのマイナスにあたる所は、エネルギーが充電され、エネルギーを蓄える時期にあたります。
このバイオリズムグラフにおけるプラスとマイナスは、それぞれが良い日、悪い日というわけではありません。
グラフの中で最も注意が必要な日は、バイオリズムグラフでの±0に近づく日(中心点になる日)とされていて、身体リズム・感情リズム・知性リズムのバランスが崩れやすいため、事故やミスなどが多くなるとされています。